幸せ駅ひとつ前

被災にゃんの一時預かり日記。幸せな家族の元に嫁ぐまで仮の宿を提供しています。

まだまだ怖いね。

昨日の夜中、雅ちゃんの大きな声で目が覚めました。

今までの呼び鳴きとか、トイレのお知らせとかそういった感じではなく、うなされたのか本当に必死な感じの大きな声。

心配になって様子を見に行き、声をかけたのですが、初めて見たくらい怯えていて、本気で威嚇し、空気砲も打ってきました。怯え方が激しかったので、手は出さず、「雅~、大丈夫だよ。どうしたの?怖くないよ~」と声をかけることしばし。ふっと気付いた様子になり「にゃ~」と言ったので、ゆっくりゲージに手を差し入れ撫でてあげました。声をかけながら暫く撫でていると、震えも止まり、呼吸もゆっくりになって気持ちよさそうに目を閉じました。

 

震災から保護された去年の11月まで、1年と9カ月。1人で生き延びて、子供も育ててきたこの子はどれだけの怖い思いをしたのでしょう。もう大丈夫だよ。雅の本当のお母さんに出会えるまで、私が傍にいるよ。みんな雅ちゃんの幸せを願っているよ。

 

ありこさん達に保護してもらえた雅はそれでも幸運だったわずかな猫。どれだけの人が、どれだけの動物たちが命を落としたか、今も苦しんで戦っているか。アベノミクスで儲けている人もいるようだけど、必要としている人のところに必要な分がいきわたるように祈らずにはいられないです。本当はなにか行動をしなければならいのですが・・・・

 

f:id:kerikeri:20130318125504j:plain

              なでなでは好きですにゃ