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幸せ駅ひとつ前

被災にゃんの一時預かり日記。幸せな家族の元に嫁ぐまで仮の宿を提供しています。

新しい子を迎える時

ここのところ(れいも含めて)色々なトコで先住さんと上手くいかず、トライアルから戻ってくる子の記事を目にします。

猫の多頭飼いは憧れですよね~。猫団子や猫同士のグルーミングやプロレスごっこ。わくわく、まったり出来る沢山の誘惑も多いですが、意外とそこまでの道のりは知られてないのかもしれません。

 

例えば、kerikeri家。今は3にゃん仲良くやっていますが、実はそらを迎えたときは本当に大変でした。シマがウチに来て1か月後にみわを迎え、この2にゃんはあっさり仲良くなったので、kerikeriに油断があった事も事実です。また、今ほど知識もなかったのでやり方が上手くなかったこともあります。

ともかく、新しい猫の存在に怒り狂ったのはみわちゃん。そらを追いかけ噛み付くは蹴るは・・・ 特にひどかったのがトイレです。そらがトイレを使うとすぐそばで待ち伏せ、トイレから出たそらに襲い掛かります。そらはみわが怖くて、トイレで用が足せなくなり、色々なところで粗相をするようになりました。そらを撫でるとあっちこっちにかさぶたがあり・・・ 仕事で疲れ果てて帰ってきたら、ギャー!シャー!ウー!の嵐。泣きそうになったのも一度や二度ではありません。

結局、みわのそらイジメが落ち着いたのは半年後。ところがその後みわの自傷行為が始まって・・・舐めハゲと目の掻きすぎによる炎症。これが落ち着くのにさらに半年。3にゃんがまったりしてる姿を安心して見ていられるようになるのにほぼ1年を要しました。

 

もちろん、猫さんによっては、どんな猫さんでも受け入れられる稀有な子もいます。ウチに滞在中のみくもそう。でも、大抵の子はテリトリー内に知らない猫が入ってくることを嫌がります。赤ちゃんから4,5か月位まで色々な猫さんに囲まれて生活していた子は順応力が高い子が多いです。赤ちゃんの時から1頭でいた子は他の猫に馴染まない場合を多く聞きます。子猫で月齢が近い子達は仲良くなるのは早いです。大人猫と仔猫の場合は、大人猫の性格によります。

例えばシマは小さい仔猫にはとっても優しい。だけど大人猫には厳しいです。みわは逆。小さい仔猫はイジメの対象。逆に力関係が拮抗している大人猫は意外とあっさり受け入れます。

 

すでに猫を飼っていて、あらたに相棒を迎えようとする場合、一番うまくいかないケースを想定しておくといいと思います。まず、先住さんのテリトリーに入っていないお部屋に新しい子の住処を用意します。新しい子にはまずその部屋だけで生活してもらって、新しい飼い主さんに慣れてもらいます。同時に新しい子の匂いを先住さんのテリトリーにも運び込みます。飼い主さんの服や手についた匂い。ブラッシングした毛玉。ベットを取り換える等。

次に新しい子がケージに入っている時に、先住さんを新しい子の部屋に入れます。様子をみながら、時間限定で、新しい子の部屋で先住さんと新しい子をケージなしで対面。ここまできて、威嚇や攻撃がなければ、少しずつ、新しい子を放牧していきます。先住さんのテリトリーに新しい子が入って、先住さんが怒るようであれば、もうしばらく、新しい子の部屋だけでの対面にします。

上手くいって、放牧が進んでも、暫くは絶対に先住さん優先です。先住さんより先に新入りさんを抱っこしたり撫でたりするのは厳禁。

ウチもみわの前にれいちゃんをぐりぐりすると、みわのじと目が怖いです・・・(笑)速攻でみわのご機嫌をとりますが(#^_^#)

 

ケージでの対面の段階で先住さんの威嚇が凄かったり、ケージ越しにでも攻撃を仕掛けようとしている場合は諦めた方がいいです。その子が猫がダメな子か、相性の問題かはこの時点では判断出来ませんが、いずれにしろ、そのコンビでは難しい事が多すぎると思います。

 

保護をされている方のお家には常時10匹を超える猫達が出入りしていることが多いです。なので、先住さんも知らない子が出入りする状況に慣れています。また保護されている方は猫のあしらいにも慣れており、上手に仲を取り持っている場合も多々あります。それと同じようなマネは、お家の猫1,2頭を飼っているだけでは無理です。なので、多少手間がかかろうとも、もしかして、先住さんが意外と新しい子を受け入れてくれて、手順を飛ばせたとしても、慎重に進める事をお勧めします。

トライアルが上手くいかない場合、先住さんも新しい子も里親さんもみんな傷つきます。特に新しい子が懐っこい子だと、つい手順を飛ばしたくなりますが、そこはぐっと我慢です。上手く事が運べば2週間から1か月位ですみますので・・・ ま、中にはあったその日からお友達~ってパターンもありますが、それは本当に稀だと思います。

後は、飼い主さんが、おおらかに、ゆったりと構えること。それぞれの猫に十分な愛情を注ぎ、それぞれの子が落ち着ける場所を作ってあげる事。いずれにしろ、新しい子を迎える場合、1,2か月はバタバタすることが十分考えられる為、飼い主さんが猫にたっぷり時間がとれる時期を選ぶことも大切だと思います。

 

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kerikeriの膝の上で爆睡中のれいちゃん(#^_^#)

 

気の合う仲間とのお昼寝やグルーミングや追いかけっこは猫にとっても幸せな事だと思います。沢山の子が気の合う相棒を見つけて、素敵なにゃん生を送れますように!

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みくちんの相棒はどこにいるのかな~?思いっきり甘えられるおとにゃ猫がいいね~(#^_^#)

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補足です。今回のお話は、新しい子が保護・譲渡活動をされている団体・個人さんから来た子という前提です。先住さんがいるお家に猫がダメな子を薦める訳はなく、それまでの様子から、先住さんともやっていけるであろう子がトライアルに来ているはずです。これが、新入りさんも猫さんがダメな場合は、もっともっと難しく、慎重に物凄い時間をかけて事を進める必要が出てきます。その場合はニンゲン側にも相当な覚悟が必要かもしれないですね。