立派な猫バカができるまで・その1
私はどちらかというと動物がものすごく好きだった訳ではありません。
子供のころは実家でわんちゃんを飼っていましたが、お散歩やたまのご飯当番はやっていましたが、特に溺愛はしていませんでした。
一つには親の方針で外飼いだったことが大きいかとも思います。習い事等で忙しかった中・高校生時代は触れ合う事もまれだったと思います。
大人になり、一人暮らしを始め、色々あった激動(?)の20代が終わり、今の仕事を始めた30代に入ると、仕事の緊張感からか、もこもこした動くものと一緒に暮らしたくなってきました。とはいえ、不規則な仕事の上、極度の面倒くさがりの私にはペットを飼うという決心はどうしても難しいものでした。
その頃に夢中になっていたのが、ブログめぐり。その中の「うちにゃん@レオっち」に私は夢中になりまして(笑) レオ君といちごちゃんの日々をブログで見ては、いつしか猫を2頭飼いをする!というのが夢となりました。とはいえ、その頃は、引退して時間が出来たら飼う!と宣言していた通り、本当に遠い未来の現実になるとは思っていない夢でした。
そんな日々が続いていた時、朝コンビニに食糧を買い出しにいく途中の道で茶色の子猫を見かけました。その子はとっても懐っこい子で、(多分3か月くらいだったかと思います。)みーみー言いながら、すり寄ってきたのです。思わず膝をつくと、ぴょんっとお膝に乗ってきました。首輪はしていませんが、とっても綺麗な毛並でした。
今でしたら、そんな子に出会ったら、うむを言わさず保護をして飼い主さんを探すのですが、その頃の私に捨て猫や野良猫に対する知識は全くなく、30分くらい抱っこした後、その子が去るのにまかせました。
その時の自分の行動は、色々な事を知った今となっては後悔しかありませんが、その時の私はその子の重さと暖かさと毛並の手触りに物凄く癒され、いつか絶対猫を飼う!と決意したのでした。