幸せ駅ひとつ前

被災にゃんの一時預かり日記。幸せな家族の元に嫁ぐまで仮の宿を提供しています。

立派な猫バカができるまで・その6

そこからは勉強の日々でした。猫飼育本を買いあさり、ネットで調べ、キャリーを買い食器を買い、爪とぎを買い(笑)ねこのきもちのバックナンバーを1年分古本屋で買いました。避けていた保護系のブログも闘病系もブログも読み漁りました。

 

同時にしなければならなかったのは大家さんとの交渉です。結局敷金を2か月分あらたに支払うことで了解を貰いました。いざとなったらシマを連れてペット可の物件へ引っ越す覚悟をしていた私にとっては2か月分の敷金で許可が出るのは救われた気分でした。

 

病院に連れて行き、エイズ白血病の検査をし、駆虫をし、ワクチンを打って、フロントラインをし、と今思っても怒涛の1か月でしたね~(笑)

 

携帯の写真なので画像が悪いですが保護して2日目のシマ

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手足は真っ黒に汚れ、目を開く力もなし。立つのも難しかったです。

 

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1週間くらいたつと何とか窓辺に。でも座る事が出来る筋力はなく、何とか桟に乗っている状態。自分の力では上がれず、抱っこしてあげていました。

 

落ちてしまったくぼみから何とか出ようとあがいたのでしょう。あっちこっちにすりむけた傷があります。1週間、何も食べていなかったでしょうから体はがりがり。幸いな事にシマが閉じ込められていた1週間の間に何回か雨が降ったので、水はとれていたのでしょう。かんかん照りの天気が続いていたら助からなかったかもしれません、とお医者さんに言われました。

それでも、大きな外傷はなく、飢餓からくる衰弱だけで済んだのは幸運としか言いようがないでしょう。

 

ここからkerikeriの本格的猫バカへの道が始まったのでした。

 

その7に続く